クイール |
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ある朝、一匹の子犬が生まれた。 おなかに鳥が羽根を広げたようなブチ模様がある子犬は “クイール(鳥の羽根)”と名付けられる。 クイールは盲導犬になるために母犬の元を離れ、 パピーウォーカーと呼ばれる育ての親に預けられる。 彼らのあたたかい愛情を一身に受けて クイールは元気いっぱいに育つが、別れはあっという間にやってきた。 1歳の誕生日を迎えたクイールは、いよいよ訓練センターに入るのだ。 のんびり屋でマイペースのクイールに、ベテラン訓練士・多和田でさえ手を焼くこともあったが、 クイールは目の不自由な男性・渡辺とめぐり逢う。 最初は全く息の合わない一人と一匹だったが、 ハーネスから伝わってくるクイールの思いやりを感じた渡辺は、少しずつ心を開いていく。 共に歩く喜びをかみしめながら、彼等の絆は日に日に深まっていった。 しかし、お互いにかけがいのない存在になったとき、悲しい別れが突然にやってきた・・・。 原作は、実在したラブラドール・レトリーバーの盲導犬クイールの生涯を、優しさに満ちた モノクロームの写真と文章で綴った、「盲導犬クイールの一生」(文藝春秋刊)。 子供から大人まで世代を超えた幅広い層に指示されてベストセラーとなり,, 現在70万部以上を突破している。 さらに2003年夏にはNHKでTVドラマ化され、高視聴率を記録した。 そして2004年春、クイールは映画になって私たちの元へと駆けて来る。 クイールは、尽きることのない無償の愛と信頼という贈り物を、 私たちにそっと差し出してくれるのだ。 |
クイール (S) |